2023/08/13 22:02
私が今回、青森に行ったのは、
otomenohaneが出品している
大手ハンドメイドECサイトのCreemaが、
青森ねぶた祭りとコラボした
プロジェクトのためでした。
伝統があり、力強い迫力の
青森のねぶたは、
引き取り先がある
ねぶた以外は、
お祭りが終わった次の日に、
重機でバリバリと
解体されてしまうのです。
過去には、精霊流しのように
海に流して
海上で燃やしていたとか。
「青森ねぶた祭り」とコラボし、
廃棄されるねぶたの和紙の
アップサイクルプロジェクトを開催中の
Creemaから、
otomenohaneで販売中の
主人の作品
「wAndon 四角錐 ランプシェードキット」を、
小学生向け人気企画
「自由研究キット」として
販売したいと、
直々にオファーをいただきました!
「wAndon 四角錐」は、
国の伝統的工芸品に指定されている
愛媛県大洲和紙の、
小さな穴や細かなチリが入ってしまった
B級和紙を、アップサイクルするために
生まれた作品です。
主人は元々、
職人の高齢化と後継者不足で
全国の伝統工芸の技が
廃れてしまうのを憂いて、
デザイナーとして
職人さん達とコラボし、
現代の生活スタイルに合った
伝統工芸の新しいデザインを
提案してきました。
今回のCreemaから
いただいたオファーはまさに、
主人がやってきたことにピッタリ。
即、お受けしたのです。
試作するにあたり、
ねぶたの和紙が
どんな厚みか、塗料の質感を確かめたく、
また必要な分の和紙を
回収するために
青森まで行ってきました。
ねぶた師さんが
心を込めて描いた和紙を、
大切にいただき、
新たな作品に生まれ変わらせます。
華やかなお祭りの後で目にした、
廃棄されるねぶたに衝撃を受け、
伝統あるお祭りも、
時代に合わせた
SDGsが求められていること
伝統行事を知ってもらうことは、
後継者を育て
街を活性化させるエネルギーになること
をつくづく感じました。
海外に目を向けるのも
大事ですが、
日本は少子化が進み、
このままでは
色んな職業や文化の衰退が
目にみえています。
AIの技術で補える部分は取り入れ、
ゼロから生み出す
職人の技や伝統を守るために、
クリエイターが出来ることは何か。
効率化と手仕事を
共存させることの大切さ。
今回Creemaからお声かけいただいた
プロジェクトに関わらせもらって、
日本の伝統に関わる
お仕事をもっとしたい、知りたい
主人と共に、
これからもそんなプロジェクトに
関わっていきたいと
強く思いました。
貴重な機会をくださった
Creemaに感謝しています。
ここまで、長文を読んでくださった皆さま、
大切なお時間を
ありがとうございました。